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AirMac Express を AirPlay 専用にする

AirMac Express と言えば、小型の立派な無線LANルータだ。
便利なのはAirPlayに対応していて、好きなスピーカーを繋いでAirPlayスピーカーにできること。
言ってみれば、『無線LANルータ & AirPlayスピーカー』の役割を持っている。

さて、折角2つの特徴を持っているのに1つをバッサリ捨ててしまう方法を紹介しよう。
無線LANルータ(ブリッジ)の機能を完全に捨て去り、AirPlay専用にしてしまう


AirPlayは快適そのものだ。
端末とスピーカーをワイヤレスにできるのがこんなにも快適だとは思わなかった。
しかも無圧縮なので音質の劣化はなし。

最近は、AirPlay専用のスピーカーがちらほら販売され始めてきたが、どうも買うのを躊躇してしまう。
AirPlayって結局は、iPhoneMacでしか使えない。iPod nanoや他のDAPではその恩恵を受けられないからだ。
値段が高めのものが多いってのもネックだと思う。

ワイヤレスに拘るのなら、Bluetooth専用のスピーカーを買えば汎用性は上がるのだが、音質の劣化が気になるのでこちらはパス。

そこでAirMac Express + 好きなスピーカー』で AirPlay を構築するのがいいんじゃないかな?って。
好きなスピーカーは既に持っているわけだし、これにAirMac Expressを8400円で買い足せば、AirPlayスピーカーの出来上がりだ。


無線LANルータの機能を使う限りは、ルータモードにしろブリッジモードにしろ、モデムやルータとAirMac Expressを有線で繋ぐ必要が出てしまう。
しかし、AirPlay専用と割りきってしまえば、この有線接続は不要になる。
折角のAirPlayがLANケーブルでどっかと繋がっていると台無しだ。


設定の条件としては、既に無線LAN環境が用意されていること。
ただし、これはAirPlay専用のスピーカーを買っても同じことだ。


AirMacユーティリティを起動して、[編集] - [ワイヤレス] で 以下のように"ネットワークモード"で、ワイヤレスネットワークに接続を選ぶのがポイントだ。
あとは、既に存在しているアクセスポイントの情報を入力して、無線LAN配下に参加させてやる。
AirMac Expressの設定.png


これで無線LANルータの機能を完全に失う。
AirMac Expressが1つのIPアドレスを持つ、ただのクライアントとなるイメージ。
無線LANルータがこんな状態になるのは少し想像しづらいが……
AirMac Expressに好きなスピーカーを繋いでおき、何度も言うようにLANケーブルでモデムなどとの接続は不要。

あとは、MaciPhoneから AirPlayのアイコンをタップして、AirMac Expressを選択してやれば、AirPlayの開始だ。


ちなみに今回の設定に使ったのは、旧型のAirMac Expressだ。
こちらは直接コンセントに差し込めるので非常に便利。
無線LANルータの機能は使わないので、新型のデュアルバンド対応とか不要。


BoseのAirPlayスピーカーも気になっていたのだが、コンセントが馬鹿デカイって情報があって見送ってしまった。
旧型のAirMac Expressのほうが小さそうなので……

AirPlay専用のスピーカーを買うのもいいが、好きなスピーカーでAirPlayできるようになるこの方法もオススメだ。